全国健康保険協会(協会けんぽ)は、届出・申請書作成支援サービスを平成29年9月4日から提供開始しています。
傷病手当金、出産手当金、高額療養費などを申請する際に使えるサービスです。
広く認知されると良いなと感じましたので、届出・申請書作成支援サービスについてまとめてみました。
協会けんぽ「届出・申請書作成支援サービス」の特徴と手順
サービスの特徴
① 記入する項目の説明を参照しながら入力できます。
② 記入漏れ等をチェックします。
③ 記入漏れ・記入誤りによる再提出の手間が少なくなります。
利用の手順
- 協会けんぽのホームページからPDFファイルをダウンロードする。
- 必要項目を入力し、印刷する。
- 手書きが必要な項目は手書きで記入し、必要箇所に押印する。
- 各協会けんぽへ郵送する。
※作成支援サービスですので、電子申請ではありません。
サービスの利用方法は?
実際にサービスを利用してみます。
傷病手当金支給申請書でみていきます。
「ホーム」の中の〈申請書ダウンロード〉より目的の届出・申請書を選択、または、「申請書のご案内」から目的の届出・申請書を選択します。
傷病手当金支給申請書を選択します。
申請書が「手書き用」「入力用」「記入例」とPDFで用意されています。
傷病手当金支給申請書を入力してみます。
「氏名・印」の「(フリガナ)」にカーソルがある状態です。
「氏名(フリガナ)は全角または半角カナ25文字までです。」と薄い黄色の黒枠で表示されているのがおわかりでしょうか?
このように作成時の入力のサポートをしてくれます。
慣れない人でも迷うことなく入力ができますね。
おしまいに
どのような場合に申請できるのか、どのように手続きをするのか、そういった内容を社員へ説明することも事務の大切な仕事のひとつだと考えます。
とは言え、私自身、協会けんぽの届出・申請書作成の実務経験はかなり乏しいです。
このサービスを利用すると、経験が乏しい場合でも、スムーズに入力できそうです。
傷病手当や出産手当などについては、会社の証明が必要な個所があるため、会社側が手続きを行うケースもあります。
振込先には会社ではなく個人の振込先を記入しますし、基本的には個人が手続きをするものだという認識が良いかと思います。
漏れの無いよう申請する際には、会社に確認してみてください。